エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 効能,副作用,効果,薬価,用法,成分

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エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ

From:Internet Date:2010-08-18 17:47

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 成分

エムトリシタビン・テノホビル ジソプロキシル フマル酸塩

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 区分

抗ウイルス剤/逆転写酵素阻害剤(ヌ系)/抗ウイルス化学療法剤

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 効能

HIV-1感染症

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 作用


【働き】

エイズは、エイズウイルスの感染により起こる病気です。エイズウイルスは血液や精液を介してうつります。そして、体に入ったエイズウイルスは、免疫系の細胞(白血球の一種のCD4リンパ球)を破壊しながら、徐々に増殖していきます。その結果、体の免疫力がしだいに低下し、数年から十数年後に発症します。

このお薬は、エイズウイルスの増殖をおさえる抗ウイルス薬です。ウイルスの遺伝子の複製を妨げる作用があります。ウイルスが減ると、免疫力が回復し、病状が改善します。また、エイズの発症や進行を遅らせ、長生きにもつながります。ただし、エイズウイルスを完全に死滅させることは困難です。したがって、生涯にわたり治療を続ける必要があります。



※エイズ:後天性免疫不全症候群

※エイズウイルス:ヒト免疫不全ウイルス(HIV)
【薬理】

エイズウイルスの遺伝子RNAをDNAに逆転写する酵素の働きを阻害します。これにより遺伝子の複製ができなくなり、ウイルスの増殖が抑制されます。このような作用から「逆転写酵素阻害薬」と呼ばれています。
【臨床試験】

エファビレンツ(ストックリン)との併用療法において、類似薬のジドブジン・ラミブジン配合剤(コンビビル)との比較試験がおこなわれています。試験に参加したのは、未治療の患者さん511人です。治療成績を調べたところ、この薬(ツルバダ)を併用した人達の有効率は84%、ジドブジン・ラミブジンの場合は73%でした。この薬の高い有効性と安全性が示される結果となりました。

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 副作用

効果が高い反面、いろいろな副作用がでやすいです。あわてないよう、事前に医師から十分説明を受けておきましょう。軽い副作用の場合、治療を優先しなければならないことも多いです。

よく見られるのは、吐き気や嘔吐、下痢や腹痛などの胃腸症状です。また、頭痛やめまい、疲労を生じることもあります。重い副作用は多くありませんが、まれに腎不全など腎機能障害を起こすことがあります。とくに、もともとむ腎臓の悪い人は要注意。予防のために、定期的な検査が欠かせません。


【重い副作用】 ..めったにないですが、初期症状等に念のため注意ください

腎臓の重い症状..尿が少ない・出ない、尿の濁り・泡立ち、血尿、むくみ、だるい、吐き気、側腹部痛、腰痛、発熱、発疹。

膵炎..上腹部〜背中の強い痛み、吐き気、吐く。

乳酸アシドーシス..息苦しい、息が荒い、手足の脱力、筋肉痛、だるい、動悸、吐き気、吐く、腹痛、下痢、急激な体重減少、歩けない、意識がうすれる。
【その他】

吐き気、吐く、食欲不振、下痢、腹痛

頭痛、めまい、疲労、脱力感、不眠

高脂血症、リポジストロフィー(手足が痩せ、胸や肩・腹部が太る)

発疹、かゆみ、皮膚変色

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 特徴



テノホビル(TDF)とエムトリシタビン(FTC)の配合剤です。作用増強のための基本的な組み合わせです。どちらもヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬に分類されます。

他の同類薬における耐性ウイルスにも一定の効果が期待できます。長期服用時に問題となる脂質代謝への影響が少ないです。

1日1回1錠で済みますので服用が楽です。また、薬の吸収や効果に対して食事の影響をほとんど受けません。

この薬に、別系統のプロテアーゼ阻害薬または非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬を組み合わせた多剤併用療法が広く行われています。

B型肝炎ウイルスにも有効です。そのため、B型肝炎を合併している場合にも推奨されます。

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 用法

通常、成人は1回1錠(エムトリシタビンとして200mg及びフマル酸テノホビル ジソプロキシルとして300mgを含有)を1日1回経口服用する。なお、服用に際しては必ず他の抗HIV薬と併用すること。
※用法用量は症状により異なります。医師の指示を必ずお守りください。

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 注意


【診察で】

持病やアレルギーのある人は医師に伝えてください。

妊娠中もしくはその可能性のある人、また授乳中の人は申し出てください。

服用中の薬を医師に教えてください。

注意事項や副作用について十分説明を受けてください。薬の性質をよく理解し、同意のうえで使用するようにしましょう。

体に異常を感じたら、どのようなことでも医師に報告してください。
【注意する人】

腎臓の悪い人は、この薬の排泄が遅れがちです。そのため、隔日服用にするなど減量が考慮されます。腎機能の悪化にも注意が必要です。

この薬はB型肝炎ウイルスにも有効です。見方を変えれば、B型慢性肝炎を合併している人では、この薬の中断により、肝炎が再燃するおそれがあるわけです。中止する場合はその点に十分注意する必要があります。
【飲み合わせ・食べ合わせ】

一部の医薬品と相互作用を起こす可能性があります。飲み合わせによっては、この薬の作用が強まり、副作用がでやすくなります。また、腎毒性のある薬剤との併用は避けることが望ましいです。



同類薬のジダノシン(ヴァイデックス)の副作用を強めるおそれがあります。逆に、アタザナビル(レイアタッツ)の作用を弱める可能性があります。

他の抗ウイルス薬のロピナビル・リトナビル(カレトラ)、アシクロビル(ゾビラックス)、バラシクロビル(バルトレックス)、ガンシクロビル(デノシン)などとの併用により、副作用が強まるおそれがあります。

有効成分の一つエムトリシタビンはラミブジン(エピビル)とウイルス学的特性が似ています。そのため、ラミブジンとの併用は意味がないので避けます。
【使用にあたり】

食事に関係なく飲めますが、決められた時間に正確に飲んでください。規則正しい服用は、薬の血中濃度を一定に保ち、ウイルスに増殖する“すき”を与えないために重要です。飲み忘れにも十分注意しましょう。抗エイズ薬の服薬率が95%を割ると、薬の効きにくい耐性ウイルスの出現が多くなるという報告があります。

自分だけの判断で量を変えたり、飲むのをやめてはいけません。不用意な減量や中断は、薬の効き目を悪くし、治療を困難にします。
【検査】

効果判定のため、免疫細胞(CD4)の増加とウイルス量の低下を調べます。さらに、副作用をチェックするため、いろいろな検査を受けなければなりません。とくに、腎臓の検査が重要です。
【妊娠・授乳】

妊娠中の服用については、医師とよく相談してください。この薬を飲むことで、赤ちゃんの感染リスクを減らせる可能性があります。

授乳は避けてください。乳汁中に薬が移行すると考えられます。また、母乳中のエイズウイルスにより赤ちゃんが感染するおそれがあります。
【食生活】

エイズウイルス(HIV)の感染力は非常に弱く、ふつうの社会的な接触であれば感染することはありません。ただし、性的接触により感染する危険性があります。この薬を飲んでいたとしても、その点は同様です。
【備考】

エイズの薬は、大きく「逆転写酵素阻害薬」と「プロテアーゼ阻害薬」の2系統に分類されます。前者は、さらに「ヌクレオシド系」と「非ヌクレオシド系」に分かれます。これら系統の異なる3種類以上の薬を組み合わせる多剤併用療法がおこなわれています。この治療法により予後もたいへん改善されました。

免疫力が低下しエイズを発症すると、別のいろいろな感染症にかかりやすくなります。カリニ原虫、サイトメガロウイルス、カンジダ・・ふつうなら感染しにくい微生物にまで侵されてしまうのです。このような2次感染症に対しては、抗菌薬、抗原虫薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬などで強力な治療をおこないます。

エムトリシタビン,テノホビル:ツルバダ 説明

エイズウイルスの増殖をおさえるお薬です。エイズの治療に用います。

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